
代表取締役社長CEO 金子 武史
東京理科大学理工学部情報科学科卒業後、株式会社インクス(現SOLIZE(株))入社。
製造業向けのCAD/CAMの開発などに従事。その後コンサルタントに転身し、製造業、金融、流通などの業務改革を支援。
2010年当社に参画。2015年に代表取締役社長CEOに就任。
“Think Big, Act Together.”を基本姿勢に
当社グループの理念体系では「Our Values(社員一人一人の価値観)」として、「Think Big, Act Together.」という言葉を掲げています。これは事業家としての私の基本姿勢でもあります。新たな未来を創り出すためにまず必要なのは、「実現した際の姿」のイメージです。「こうしたい!」「こうなりたい!」という明確なイメージをもつこと、それはいわば「頭の中での知的創造」と言えるでしょう。この段階で特に意識を向けたい点は、最初の段階でできる限り「優れたもの」を頭の中で創造しておくことです。現実は、費用・期間などの制約で、そこまでは実現できないことも多いため、目標は極力高い頂を設定し、知的創造することが重要です。それが「Think Big」を重視する理由です。
一方、「Act Together」は、理想を具現化していく際の基本姿勢に関わるものです。理想の具現化は、「個」ではなく「チーム」で取り組まねば実現できない、と私は考えています。「すべての産業の発展を応援する」という当社グループの志に共鳴し、想いを同じくする人々がどんどんつながり、力を合わせていく。この「Act Together」なくして、理想には決して近づけません。当社がビジネスパートナーネットワークを現在も全国規模に広げようと注力しているのも、まさにそのためなのです。
Act Together の一員として喜びを分かち合いたい
「SDGs」に代表される世界観に対して私がとりわけ強く共感するのは、すべての人の人権を尊重し、お互いの役割や多様性を認め合うという部分です。たとえば、ある事業やプロジェクトが成功したとき、組織のトップや責任者だけがクローズアップされ称賛されるのは、公平性に欠けると私は感じます。プロジェクトが成功したのはそこに参加したすべての人々一人一人に成功に寄与したドラマがあり、その影なる努力にこそ目を向ける意識を持ちたいと私は思います。
CEOとしての私のスタンスもこれと同様です。当社はこれまで順調な成長を遂げてきましたが、その「主役」は私という個ではありません。当社グループが目指す世界観に共鳴した社員や協力会社のメンバーをはじめ、多くの人々が仲間に加わり、Act Togetherを積み重ねて、この結果につなげてきたのです。当社に出資いただいている株主・投資家の皆様も、目指す未来を実現するための大切な「仲間」でありAct Togetherの一員であると私は認識しています。ありがたいことに、当社の株主数は順調に増えてきていますが、まだまだ多くの方々に仲間に加わっていただきたいと思っています。そのためにも、引き続き皆様との双方向の対話に努め、皆様からいただいた声を、私たちが前に進むために活かしていきます。これからも企業活動を通じてつながる「仲間」として、皆様と喜びを分かち合えることを願っています。
代表取締役社長CEO