Solution/Product

外観検査・AI

高精度な外観検査ソリューションを提供し、顧客の生産性向上に貢献

当社グループの一員である株式会社Pros Consでは、深層学習を活用した外観検査AI「Gemini eye」の開発・導入を支援しています。「“いつもと違う”を教えてくれる外観検査AI」をコンセプトにしており、良品のみをAIに学習させるだけで従来の検査システムでは検出が難しかった微細な傷や複雑な形状の欠陥を高精度に検出することができます。お客様の生産ラインに合わせたオーダーメイドの検査システムを構築するほか、当社のDX開発基盤「Orizuru MES」と連携させることで、工場や生産ラインとしての生産性の把握・工場や、ERPと連結した製品単位での収支把握など、「工場DX」の実現に寄与します。

主な支援事例

株式会社マルゲン様

丸編ニット生地製造メーカーのマルゲン様(石川県羽咋市、武田有祐社長)向けに自動検反装置を提供し、検査工程で運用をしています。画像処理アルゴリズムとGemini eyeを組み合わせ、高精度の自動検反を実現しています。これにより、検査員以外の方も作業ができるようになり、出荷増や残業削減につながっています。
自動検反装置の写真
  • 課題・要望
    • 検査員の負担低減と見逃し防止:毎秒1mの速さで行うチェックを1日8時間立ちっぱなしで行うため、検査員の負担が大きい。集中が持たず不良見逃しが発生してしまう。
    • 検査員育成の課題:検査員育成のために5年から10年はかかる。若手の採用が困難な現実もあり、今いる社員で生産性を高めていく必要がある。
  • 解決策・ソリューション
    • 自動検反装置:検査速度と精度が両立するよう、ソフトウェア、ハードウェアを一体で提供。
    • 高精度と汎用性の両立:「画像処理アルゴリズム ✕ Gemini eye」の多段階検査方式で提供。高い検査精度を維持しながら、品番展開のしやすさを実現。
  • 効果
    • 社内での品番展開実現:検査対象は当初4品番から、お客様内で21品番に拡大。
    • 生産性向上:検査数が約20%アップし、生産性が向上。
    • 多能工化の実現:検査員でなくても検査できる多能工化が実現。

主なソリューション

Gemini eye

Gemini eyeのロゴ

“いつもと違う”を教えてくれる外観検査AI「Gemini eye」。不良品を集める必要がなく、良品だけでAI外観検査が可能に。独自開発のAIアルゴリズム(特許取得済)で、最高の検査精度を実現します。ソフトウェアの提供のみならず、カメラや照明などの撮像機器や検査装置などのハードウェアと一体での提供も行っています。

Gemini eyeの詳しい説明はこちら

お問い合わせはこちら(グループ会社 株式会社Pros Cons)

1 “いつもと違う”を教えてくれる外観検査AI

Gemini eyeは良品の学習のみでAIモデルを作成可能です。発生頻度の低い不良品を集める必要がなく、効率的に外観検査の構築が可能です。

外観検査専用AIアルゴリズム

独自開発の外観検査専用AIアルゴリズムを利用。高い検出力を誇ります。

簡単に調整できるパラメータ

専門知識がなくても、マニュアルや推奨パラメータを参考にAIモデルの調整を行えます。

無制限にAIモデルを作成

予めAIモデルを作成しておけば、簡単な切り替えだけで多品種の検査に対応できます。

判断根拠の可視化

「AIが考える本来あるべき姿」を表示。AIの学習や判断が視覚的に理解できます。

2柔軟なシステム設計で、様々な製品に対応

お客様のニーズに合わせて柔軟にカスタマイズできるシステムです。例えば、検査対象製品に合わせて画像処理を追加できるほか、PLCとの連携を通じ、既存の生産ラインにシームレスに組み込むこともできます。お客様独自のユーザーインターフェースやアウトプット方式にも対応し、自社の生産環境に最適な検査システムを構築することができます。

3ハードウェアと一体での提供

外観検査の構築においては、カメラや照明などの撮像機器の適切な選定が欠かせません。また、本導入をする際に、治具や装置などのハードウェアも必要となります。Pros Cons社では、これらをニーズに合わせ一気通貫に提供することでスムーズな外観検査導入をサポートします。