
ものづくりへの深い知見と、デジタル分野での幅広い技術力を活かし、DX内製化を実現
当社グループは、主に製造業・建設業のお客様のDX を支援しています。ものづくりへの深い知見と、デジタル分野での幅広い技術力を活かし、非効率な業務やベテランに依存した属人的な業務などの課題を抽出・解決することで、お客様の事業成長、利益拡大、事業継続性の向上に貢献します。その際、独自のDX支援メソドロジー「CCT-DX Method」を使い、DX 後のあるべき姿の策定から技術検証、仕組み構築、運用・保守、内製化まで一貫して伴走します。また、DX 開発基盤「Orizuru」を活用することで、迅速かつ低コストにDXの実現を目指します。
CCT-DX Method

DX開発基盤「Orizuru」
「Orizuru」はIoT技術により製造現場の様々な状態をデータ化・可視化し、AIを活用して課題解決し、生産性の向上・業務効率化を実現します。ベテランの業務を自動化し属人性低減・省人化することで横展開可能になります。既存の設備・業務フローは企業により多種多様ですがCCTでは導入前の業務コンサルティングから運用時の体制支援まで対応しています。
「Orizuru」には2つの特徴的なモジュール「Orizuru 3D」と「Orizuru MES」があり、製造業界・建設業界を対象とした多様な機能をもっています。
Orizuruの全体像

- Product Lifecycle Management」の略。製品ライフサイクル全体に渡って発生するさまざまな技術情報を集約して、製品開発力や企業競争力を強化すること
- 「Manufacturing Execution System」の略。製造工程の把握や管理、作業者への指示や支援などを行う「製造実行システム」のこと
クラウドソリューション
フルクラウドで構成された社内基幹システム群は可用性・拡張性・保守性に富み、今後のデファクトスタンダードになろうとしています。当社は、お客様とAsIs、ToBeを協議した上で最適なサービスを選定し、自社製品と様々なクラウド製品と組み合わせ、フルクラウドでのシステム構築を支援いたします。
例えば、事業管理や人事労務をSalesforceで、財務会計をSAPで、PL/BSをはじめとしたデータマネジメントをDr.SumおよびMotionBoardで構成します。複数のシステムをつなぐミドルウェアにAsteriaWarp、帳票類にinvoiceAgent・SVFCloudを使用することで、システムと業務のシームレスな連動を可能にしています。
適材適所で選定されたシステム群はユーザビリティに加え変更も容易となり、保守メンテナンスや改修コストの低減が見込めます。これらの構成により事業で日々更新される”ヨミ”と実績が集積される”結果”がリアルタイムに融合され、経営判断スピードの向上に寄与します。

業種別ソリューション
当社は、「3D 形状処理技術」と「ものづくりへの知見」という強みを活かし、製造業 DX の支援を開始し、建設業、さらには物流業へとサービスを広げています。最先端のIT技術で顧客のDXを支援するとともに、得られた知見を自社製品であるDX開発基盤「Orizuru」に標準機能として蓄積し、進化させています。
製造業向け支援
創業以来培ってきた「ものづくりへの知見」を活かし、設計から製造までの技術・理解・ノウハウをトータルで提供し、 お客様の DX を実現します。


- 1顧客接点・営業DX
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基本的な営業活動の可視化・効率化・標準化に加え、受注に向け最も重要な「見積作成業務」の属人性を低減することで、組織の営業力を底上げし売上拡大を図ります。
- 2設計・生産準備DX
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設計・生産準備・調達で利用される設計図・部品表(EBOM・MBOM)・工程表(BOP)などの関連情報をデジタル一元管理し、属人的な生産準備業務を自動化・効率化し、生産性を向上します。
- 3調達DX
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手間のかかる図面作成や属人的な工程設計・見積作成業務を、3Dデータを活用し自動化することにより、非効率の温床である調達業務・見積作成業務の効率化を実現します。
- 4製造DX
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製造現場における生産計画の最適化、作業指示や品質検査の自動化、生産実績のリアルタイム可視化等により、生産性・品質(歩留まり)を向上し、生産キャパシティの最大化を図ります。
- 5サービスDX
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顧客へ納入した後の製品管理を可能とするサービスBOMを活用し、アフターサービスにおけるトレーサビリティを実現。保守管理の効率化と、顧客との長期的な信頼関係を構築に貢献します。
- 6サプライチェーン統合DX
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生産管理、資源管理、購買管理、会計なども含め、バリューチェーン全体での現状課題の整理と目指すべき姿の策定を実施し、業務の再設計とそれを支える基幹システムへの刷新を支援します。
建設業向け支援
製造業のDXで培った「ものづくりの知見」を活かし、建設業界向けにもサービスを展開。営業・設計・施工・維持管理の各工程およびトータルをDXする技術を有しています。


- 1設計DX
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設計ノウハウの属人化を改善するナレッジIT化や、多岐にわたる関係部門や協力会社がBIM/CIMを共有できる環境の構築などで、設計業務の効率化を実現します。
- 2施工DX
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現場業務プロセスのデジタル化や、施工進捗に合わせたリアルタイムなモデル属性情報付与、施工稼働時間の自動計測などで、モノ売りからコト売りへの転換を実現します。
- 3調達DX
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建設部材の一品一葉生産からの脱却を目指し、3Dモデルによる形状認識から類似部材を標準化し、効率的な生産計画で鉄骨ファブリケーターと連携し、最適なタイミングでの生産を可能にします。
- 4建設DX
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データドリブンな環境構築で、営業段階のバリエーション提案による受注増、施工段階の見積精度アップによる採算性向上、施工段階の顧客要望の正確な共有による満足度UPなど課題解決を実現します
物流業向け支援
入庫・保管・出庫・輸配送それぞれの工程を分断することなくシームレスにつなぎ、また需給予測や車両手配などにAIを活用することで効果・効率の最大化を実現します。


- 1WMS(Warehouse Management System)倉庫管理システム
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入庫・出庫・在庫管理と、それらの進捗管理を通じ、倉庫内作業の精度向上と効率化を支援します。
- 2TMS(Transport Management System)輸配送管理システム
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運行管理を支援し、商品が物流センターより出荷されてから、届け先までの輸配送を一元管理します。
- 3AI配車・配送マッチング
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商品の荷量と出荷先に応じ、膨大な学習データと最適化アルゴリズムにより、最適配車プランを瞬時に自動生成します。
- 4需要予測DX
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蓄積された入出庫データ、車両台数、車両拠点などのビックデータから、輸送の需給をマップ上に可視化します。